Z900 カスタム日記
このZ900のお客様は19年ほど前に当店で購入されて
その時に、17インチの当時バージョンのフルカスタムで乗っていました。
ちょこちょこと、さらにカスタムを施し、フロント正立オーリンズを10年前に
投入!当時は今ほど見かけませんでした。
カスタムしたときに、ワイセコ73Φ、ヨシムラST2の仕様でした。
それから19年で90,000kmオーバーで、エンジンもくたびれてきましたので
さらにバージョンアップ!!!
エンジンフルオーバーホール、ピストンSOHC製73Φ素晴らしいピストンです。
ヨシムラST2L中空カムに新型強化バルブスプリング、チタンリテーナー
強化バルブスプリングですが旧タイプはバネレートが高かったのですが
チタンリテーナー&バルブコッターの軽量化で、新型のバルブスプリングは
しなやか?な感じに変更になってます。
いい感じです。
サージングを起こさなければ、必要以上のばねのレートはいらないですから。
話がそれましたが、
5速のクロスミッションとZ1000J系のクラッチハウジングを組み込みます。
5速クロスは、フルキットではありませんので、20万円以下で投入できます。
フロントスプロケのシャフトがSTDより長くなっていますので、10mmから18mm
までなら、フラットスプロケが使用できます。
17インチホイールでリヤ180の場合STDですと17mmオフセットスプロケが必要です。
190のタイヤ使用の場合、23mmのオフセットスプロケが必要です。
アウトプットシャフト(Fスプロケシャフト)使用ですと
180タイヤ使用の場合オフセットなしで使用できます。
190タイヤ使用の場合5mmのオフセットスプロケが使用できます。
フラットスプロケの利点は、パワーの上がったエンジンで大きなリヤホイールを
回すことになりますが、大きいオフセットスプロケですと
スプロケがねじれるような感じになり、アウトプットシャフトには
ものすごい力がかかるそうです。
フラットタイプにすれば、シャフトにかかる負担はかなり軽減されます。
エンジンの圧縮がかなり上がりますのでセルモーターも新品を投入します。
Z1000R系の純正を使用します。
純正でまだ手に入りますのでうれしいですね。
Z1のSTDタイプより力が強いので、チューニングしたエンジンにはもってこいです。
組み込み完了!
さあ!これからが楽しみですね。